いろんな EL34 を見てるうちに微妙な差異が気になってくるものです。
なお偽物の製造販売は絶対に許せません。ロゴを信じず、感じてください。
ロゴは Svetlana(旧ロゴ)。
上のマイカが折り返しのないスプリングでとめられている。チューブが若干膨らんでる。ロシア、サンクトペテルブルグの Svetlana工場(現在の SED Cロゴなども製造)で作られている。1990年代くらいの製造と思われます。
難易度★☆☆☆☆
ロゴは PHILIPS。
上のマイカのみ爪でとめられている。カシメが左右6ヶ所。チューブが若干膨らんでる。シングルリングゲッタ。英国Blackburn工場製xf3?。もし本当に xf3 なら激レアものです。
難易度★★★★☆
ロゴは GE、GE、RCA、RCA。
上のマイカのみ爪でとめられている。溶接。チューブが若干膨らんでる。ダブルリングゲッタ。英国Blackburn工場製xf2。レアモノです。
難易度★★☆☆☆
Mullard(xf1)。
上下のマイカが爪10箇所ずつでとめられている。溶接。チューブはストレート。ダブルリングゲッタ。ゲッタ飛び気味。英国Blackburn工場製xf1。激レアものです。
難易度★★☆☆☆
ロゴは SIEMENS。
上下のマイカが爪でとめられている。カシメが 8ヶ所。チューブはストレート。シングルリングゲッタ。よくある東ドイツRFT製。と思ったところで気づいたけど、これ一番右のチューブは RFT製じゃない!
形はユーゴスラビアEi製。チューブには EL34 と書かれてるけど中に入ってるのは PL509 でゲッタはディッシュゲッタ、チューブは MT管のように上部がしぼられてる。MT管の EL519 のソケットを変えただけかも。1980年代に作られたがほとんどが EL34 の定格を満たしてない。ロゴはリプリントと思われる。
難易度★★★☆☆
Telefunken。
上下のマイカが爪でとめられている。溶接が左右10ヶ所。チューブは若干膨らんでる。プレートリブ。東ドイツRFT製ではないドイツTelefunken製。
難易度★★☆☆☆
奥から Miniwatt DARIO(xf2)、RFT、DARIO(xf2)、xf2。
奥から 2本目は東ドイツRFT製。奥から 2本目以外は上のマイカが爪でとめられている。チューブは若干膨らんでる。シングルリングゲッター。
難易度★★★☆☆
ロゴは International C SERVICEMASTER。
上下のマイカが爪でとめられている。左右8箇所でカシメ。チューブはストレート。シングルリングゲッタ。典型的な東ドイツRFT製。
難易度★☆☆☆☆
ロゴなし。
上のマイカが爪でとめられている。左右6箇所でカシメ。チューブは若干膨らんでる。フラットなプレート、大きめの四角い穴。日立製6CA7。Raytheon などのブランドで売られたものもある。
難易度★★☆☆☆